私は、1年に一度の夏休み、看護学校時代の親友と三人で海外旅行に行くのが恒例となっています。元々は、海外旅行には関心がなく「お金も時間もかけて海外に旅行に行くのはちょっと…それに異国に行くのなんて怖し…」と思っていました。ですが、5年前友人に突然誘われ、初めての海外旅行に出かけました。
行き先はトルコでした。急いでパスポートを取りに行き、出発前夜はドキドキして眠れず…。トルコで見たカッパドキア、パムッカレの景色があまりにも壮大で、感動して、びっくりしたあの感覚を今でも覚えています。いずれも、人工で作られたものではなく、長い長い時間をかけて自然が作り上げたものです。本当に貴重な経験であり、20代前半の私でしたが、「生きててよかった!」と叫びたくなる時間でした。
その後私はもっといろんな国に行きたいと思うようになり、友人と旅行の思い出話を何時間もすることも楽しみになりました。もちろん楽しいばかりではなく、辛い気持ちになることもありました。インドに行ったとき、まだ小さい子供たちが炎天下の暑い中、自分たちが作ったビーズのアクセサリーを売っていました。私たちに必死でしがみついて買って欲しいと訴えています。日本語で「買って、買って」と。
この経験から、私は今あるこの不自由のない生活は決して当たり前のことだと思ってはいけないと感じました。海外に出向いたからこそ実感した現実だと思いました。ビーズのアクセサリーを買いました。日本語で「ありがとう」と笑った汗だくで真っ黒の女の子の笑顔が忘れられません。
楽しみ、感動、悲しさ、学び。いろんな経験をしながら、お金と時間がゆるす限りですが今後もいろんな国に行きたいと思っています。
(看護部長より)
私は、まだ一度しか日本を脱出したことがありません。2週間のアメリカ生活を体験しました。若かりし頃ですから、それはそれは珍道中です。実は私も、無事に帰れなかったかもしれないような・・。星川さんは、まだまだたくさんの経験ができますね。すてきなところで、ステキな体験をして、もっと素敵なひとに・・。
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