私が、看護師になりたいと思ったのは11歳の時です。15歳で親元を離れ、働きながら高校、看護学校に通い看護師になることができました。
約5年間を愛知県がんセンター消化器外科病棟で勤務し、その後は結婚、育児で医療から離れました。子どもが3歳を過ぎた頃から、健康診断のアルバイトや派遣会社に登録して病院の外来で働いたこともあります。その後は、保育園に就職し、約14年間を過ごしました。
色々な職場を経験し、辛かったこと、人間関係に悩んだこと、数知れずありました。仕事が上手くできず、憂鬱な気持ちで勤務しているとき、逆に患者様に励まされ、慰められた事もあり、申し訳ない気持ちにもなりました。病状が回復していく患者様の表情を見ると、嬉しくてこの仕事をしていてよかったと喜びを感じ、頑張ろうという気持ちになりました。これまで、患者様の言葉に助けられ、先輩や同僚、周りの方々、家族に支えられ励まされて続けてこられました。看護師の仕事は、人と人との出会いの中で、人間としての自分をも成長させてくれたと感じています。
数年前、足を悪くして入院手術を経験しました。担当してくださった看護師さんの優しい笑顔と言葉がけに癒され、とても有り難く不安なく入院期間を過ごしました。「看護師の仕事はやっぱりいいな~、やりがいがある」とあらためて思いました。そして、これからの仕事人生を医療の中で頑張れたらいいな・・・と思っていました。
昨年9月に、縁あって浩生会スズキ病院に就職させて頂きました。長い間、医療から離れていたので不安と戸惑いも多くありました。看護師の仕事ができることの喜びを思う反面、現実の厳しさを痛感しています。
入職時から、優しく指導して頂いていますが、時には自分の不甲斐なさに落ち込み、反省することも多く、やっていけるのだろうかと心配でもあります。でも、一緒に働く皆さんが細やかに指導してくださっています。この病院で看護師に必要な看護技術、知識を勉強し再確認して、役に立てる看護師になれるように頑張りたいと思います。
家族を大切に、これからの出会いを大切にして優しさと思いやりの気持ちを持って、患者様の言葉に親身に耳を傾け、一人一人の患者様によりよい看護サービスを提供できるように努力したいと思います。また、少しでも不安や緊張を和らげ、ゆったりとした気持ちで入院治療を受けて頂けるように援助させて頂ければと思います。病院スタッフの方々に色々教えて頂きながら、連携を取り、協力し助け合いながら、日々頑張っていきたいと思います。
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