医療法人 浩正会スズキ病院 電話番号
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看護日誌 一覧
 2017.07.04  マイケルとの出逢い
 2017.06.10  姉から受けた刺激
 2017.05.09  1年経って改めて思うこと
 2017.04.19  酒粕スコ-ンの作り方
 2017.03.15  初めての転職
 2017.02.05  ケニアでの体験
 2017.01.02  長いブランクを経て
 2016.12.23  教えてもらう立場から教える立場へ
 2016.11.22  看護職に復帰して
 2016.10.06  東京に来てはまった事
 2016.09.02  出来た時の喜びを感じて
 2016.08.18  自己紹介
 2016.07.13  私の看護日誌
 2016.05.20  日常生活の中の絶景
 2016.04.22  忘れられない出来事
 2016.04.03  スズキ病院で5年が経過した今…
 2016.03.15  きょうだい
 2016.02.01  私のふるさと
 2016.01.02  本のつながり
 2015.12.04  看護研究の取り組みについて
 2015.10.31  京都の魅力
 2015.09.18  両親の入院を通して
 2015.08.09  練馬の夏の過ごし方
 2015.06.27  看護師不足の中で
 2015.05.13  今思うこと
 2015.04.15  私の好きなこと
 2015.03.14  癒されてます。
 2015.02.11  私の家族
 2015.01.10  初めての転職
 2014.12.15  DIYの楽しさ
 2014.11.07  楽園以上のところ
 2014.10.03  親友との出会い
 2014.09.11  成長したね、これからも…ね
 2014.08.02  ペットの魅力
 2014.07.06  42歳からの再出発
 2014.06.11  私似の娘
 2014.05.10  私の健康法
 2014.04.27  みんな誰かのアイドル
 2014.03.04  小さな診療所
 2014.02.10  最近のハマリ事
 2014.01.01  「世間知らずの看護師」にならないために
 2014.01.01  看護師の役割
 2013.12.17  時間
 2013.08.18  高齢者の生活についてあらためて思うこと
 2013.07.02  トウキョウ
 2013.05.02  コミュニケーション術
 2013.03.26  私が看護師になった理由
 2013.03.01  夢だったことが今
 2013.02.13  再出発
 2013.01.05  大切な人
 2012.12.07  私の目指す看護
 2012.10.27  旅行という非日常
 2012.10.04  小さなよろこび
 2012.09.02  旅行
 2012.07.30  無影燈を紹介します
 2012.07.02  あれから もう10年
 2012.06.06  新たな挑戦
 2012.05.01  迷いの森を抜けて
 2012.04.01  医療系ドラマって・・・
 2012.03.03  義母との別れ
 2012.02.08  3・11
 2012.01.01  大切にしているもの
 2011.12.01  相田みつをさんの詩を読んで
 2011.11.03  原点に返れる場所
 2011.10.13  趣味になってしまった・・・
 2011.09.04  地震を経験し思うこと
 2011.08.02  私の気分転換~8月~
 2011.07.05  私の気分転換~7月~
 2011.06.10  大切にしていること
 2011.05.04  心の風景
過去の看護日誌はコチラ    

看護日誌
 
  小さな診療所

  
  一病棟看護師
  
  須合 寛子
  
 

   
私は以前に小さな町の診療所で働いていました。人口8千人ほどの町ですが、小さな島をいくつか抱え、
島民の検診や診察などに同行し看護を行っていました。
 月に2回、7~8人乗りの小さな船で片道1時間ほどかけ、最低限の医療機材を持参し島民の診察の介助を行っていました。島ではコミュニティーセンターを借り、仮の診察室を自ら設営していました。診察の流れは、時間で患者さんの受付を行い、受付順からバイタルサインを測定し診察をする。普通の病院の外来と変わらないことを事務員1名・看護師2名・医師1名で行っていきます。1日約20~30名ほどの患者さんの人数ですが、このスタッフの人数では、てんてこ舞いです。
 2011年の震災以降から始まったこの訪問診療。それまでは島に診療所がありましたが、震災の影響で減った島民や、島の医師不在により島の診療所は閉鎖されてしまいました。島には高齢のかたが多く居住し、巡航船に乗って町の診療所を受診することは困難でした。
そのために始まった訪問診療は、とても喜ばれ島民の健康を支えています。
 島には、共に90歳を超え、互いに支えあいながら暮らしているご夫婦がいました。2人とも持病があるため訪問診療はかかさず受診していました。高齢であり、受診するのさえ大変なはずですが、自分よりも若い患者さんに「体、大丈夫か?」・「あんまり無理するなよ」などの声をかけたり、医療スタッフにも「今日の波は大変だったなぁ」・「体大切にしろよ」・「最近顔みてなくて心配してたけど変わりないか?」など素敵な笑顔で、やさしい声をかけてくれました。そんな笑顔をみるたび「この笑顔を支えている一つの力として、この島での医療は欠かせないのではないか」など、いろいろなことを考え、気づかせていただく機会になりました。
小さな診療所では、大きな病院で行うような検査はできませんが、小さな病院としての担うものがあり、このことをしっかり考え、行っていく大切さを学びました。
 今は、田舎を離れ東京で働いていますが、今もあの老夫婦の笑顔に支えられ、看護師の仕事を続けています。

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