2005.4.25

アニマルセラピスト?
1病棟 看護師 鎌田博子

   私がスズキ病院に入職して間もなかった頃に、脳梗塞で入院し半身麻痺のまま退院した患者様がいました。何年も会うこともなく、すっかり忘れていた方でしたが、2・3年前から通勤途中に会うようになりました。ミニチュアダックスフンドを連れて、ニコニコしながら散歩しています。とても優しい、穏やかな顔してユックリユックリ歩かれています。寒い日でも、ダックス君は洋服を着て、飼い主さんの歩調に合わせて歩いています。(本当は飼い主さんが合わせているのかもしれませんけど・・・・)心温まる光景で、“今日は会えた”とちょっと嬉しくなったりしますダックス君が癒してあげているのでしょうね。

 私の目覚ましは携帯電話にセットしています。それが時々、ネコに交代します。最初は、前足で顔をチョイチョイ。次は耳元で“ウンニャ〜、ニャッ”。これでも起きない時には、5kg弱の体が、寝ている私の胸からお腹めがけてジャ〜ンプ!=さて、もう1匹はと言うと、傍でその光景を見ているようです=これでは寝ていられるはずもなく、一旦起きだすことになります。朝ごはんを食べた2匹は、私のことなど忘れたように、毛繕いをして食後の休息。もう少し寝られたのに・・・・とボヤキながら私の1日が始まります。私がいない間の2匹の様子は謎です休日で、うちに居るときの2匹はほとんど寝て過ごしています。
 (寝子 =猫?)

 ・私が帰ったときの2匹。1匹は下駄箱の上で、“ゴロゴロ”言いながら、頭突きで、また1匹は床でゴロンゴロンして出迎えてくれます。そんな2匹に声を掛けながら、ひとしきり2匹のお相手。夕ご飯が済むと、それぞれの場所で一休み。
 ・だいたい、私の視野に入る位置で眠っています。
 ・夜更かしをしていると、手でチョイチョイ。“寝ようよ”とでも言っているようで、笑えます。=朝の仔とは、別な仔が誘いに来ます=私がベッドに行くと、それまでの場所から、一緒にベッドに移動します。絶対に一緒には寝ない2匹。左右を2匹に固められて、寝返りも困難な状態で私の1日は終わります。気ままに過ごしている2匹なのに、何故か私には癒しの素です。イライラしたり、落ち込んだりして帰ったとき、2匹を見ると“フニャ〜”と力が抜ける気がします。このダックス君もうちの仔たちも、アニマルセラピストなんですね、きっと。うちの飼い主をよろしくお願いしますm(__)m
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