2007.3.30

入職した頃を振り返って
外来准看護師 野村澄江

 私は、浩生会スズキ病院に入職し、1年3ヶ月が過ぎました。以前は、産婦人科の外来を中心に勤務していた為、外科的な経験をする機会が殆どなく、まさか私が外科のある病院に勤めることになるとは考えもしていませんでした。

 これから先、看護師という仕事を続けていく上で私なりに産婦人科勤務を続けていこうか、或いは、違う科を学んでみようか、悩んでいました。そんな時、以前勤務していた病院の先輩看護師から「まだ若いんだから頑張ってやってみたら」と言われ、あまり若くはありませんが思い切ってやってみようと思い、浩生会スズキ病院の外来看護師として入職する事を決心しました。今、入職時を振り返ってみると、先輩看護師に指導を受けながら、慣れない科の診察介助や、検査の予約説明、処置介助、入院される患者さまの対応など、沢山の患者さまに関わることができ、その中でも、6番の処置室は驚く事ばかりでした。傷の処置介助から採血、救急車を受け、その患者さまとご家族さまへの対応もあり、次から次へと忙しい毎日の中、今まで外傷と云えば擦り傷程度しか関わったことがなく、包帯を巻くことも殆どなかった私は、手足の指の包帯巻きが一番難しく苦労しました。巻いている途中で包帯がコロコロ落ちてしまい慌てたことも、手の指を一本一本巻くような時には、時間もかかり手技に集中してしまい、患者さまへの言葉がけをする余裕もない私でした。先輩は、手早くこなしていく中でも患者さまへの気配りを感じさせる言葉もあり、まだまだ沢山の学ぶ事があると感じ、毎日先輩方の手技や動きなど見逃さないよう努力してきました。今では少しずつですが手技にも慣れ、自信もつき、患者さまへの気配りも忘れないように心がけることが出来るようになったと思います。また、私にとって大変なことは予約検査の説明でした。先輩から指導を受けながら経験のない内視鏡の説明を行いましたが、患者さまに質問されるとお待たせする事もあり、患者さまにご迷惑かけた事もありました。 それが三週間位ですが、内視鏡室での介助をする機会を得、緊張の毎日でしたが、検査の様子を観ることができ、とても良い経験になりました。その後、内視鏡検査の説明は患者さまを待たせる事も減り、内視鏡室での経験がとても役だっていると感じています。

 私は、当院に入職し沢山のことを経験し、その中で何事にも向上心を持てるようになったことを実感しています。これからもっと外来看護業務を把握し、最近介助についている整形外科や内科の専門的知識・技術の向上に努め、患者さまから信頼される看護師を目指し、努力していきたいと思っています。
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