私は、この何年かで読書をすることが多くなりました。子供の手が離れ、少し時間ができたからかもしれません。図書館に行って本を借りることが多く、中学生の娘と一緒に行ったりもします。区立図書館はネットワークにつながっていて、自宅から本を検索し、予約できます。順番待ちをして、用意ができればメールで知らせしてもらい、読み切れなかったものは延長もできます。とても便利です。
この一年くらいで読んだものは、ベストセラーといわれる小説からノンフィクションなど。決して難しいジャンルは選ばず、“はずさない”ものを選びます。朝夕で30分ほどの電車通勤時間と寝る前が、読書タイムです。
電車の中で、泣くのをこらえた宮部みゆきの長編小説。3.11の地震で起きた津波被害にあった福島の新聞記者を追ったノンフィクションは自宅の布団の中で、涙が止まらなくなり横にいた子供に心配されるほど。同じノンフィクション作家、門田隆将が書いた、日航ジャンボ機事故の被害者家族の生々しい話からまとめられた一冊も、電車内で涙をこらえました。私の勤務する病棟の主任は、日航ジャンボ機事故関連の本をたくさん読破している強者で、たくさんの本を借りました。墜落から30年の今年は関連した特集番組をテレビで見たりしました。衝撃といえば、酒鬼薔薇という名で犯行声明文を出した、当時少年Aと呼ばれていた彼についての数冊。これも主任から借りたものですが、読み終えた数日は、主任と少年Aの話ばかりしていました。
私は本だけでなく、マンガも読みます。同僚からはダンボール2箱になったワンピース全巻を自宅まで送ってもらいました。子供の影響でハマったバスケットボールのコミックを電車内でカバーなしで読んでいた時は、明大中野の学生にガン見されるほどでした。きっと、変わったオバサンだなーと思われていたことでしょう。
いけない…。看護系の本を全然読んでいません。今、読んでいる「続・氷点」が終わったら検討しようかな…と思います(笑)
作家が参考文献として載せていたものや作中にでてくる作品を探して読んだりしていると、本と本のつながりを感じます。もちろん、色んな方から本をお借りすることもあり、そこから人とつながるので読書は自分ひとりのものではないと、感じています。
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